第84回 全国産業安全衛生大会 in 大阪・近畿

プログラム・タイムテーブル

分科会タイムテーブル 9/11(木),12(金)

分科会タイムテーブル(PDF)
※本データは5月上旬時点の情報です。

<プログラム一覧>

メンタルヘルス・健康づくり・健康経営分科会 9/11(木)

【研究発表】パーパスからの健康経営 
キャリアコンサルタント導入による様々な両立支援

9月11日(木) 9:30~9:50 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

㈱SANYO-CYP 管理部
伊倉 妙子

弊社発端の職業性胆管がん問題解決後、全社員で「定年退職時にこの会社で働いて良かった」と思える会社を目標に取組み、健康経営優良法人ブライト500認証会社へ、さらなる、働き方改革、両立支援を実現へキャリアコンサルタントを活用した取組みの成果と、活動内容を紹介する。

【研究発表】「運動機能分析装置」を用いたエイジフレンドリー
体力測定と事後フォローについて

9月11日(木) 9:50~10:10 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

住友重機械工業㈱ 愛媛製造所 西条工場 西条工場 健康相談室 保健師
川中 康子

当社西条工場では、エイジフレンドリーガイドライン(厚生労働省)に倣った体力測定を実施していた。2024年度からは「運動機能分析装置」を用いた体力測定を実施し、加齢に伴う身体能力の特徴を踏まえた事後フォローを始めている。これまでの経緯と考察を報告する。

【研究発表】愛知環状鉄道の乗務員職場における睡眠管理の導入

9月11日(木) 10:10~10:30 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

愛知環状鉄道(株) 運転区 運転区 総括助役
森川 卓実

不規則かつ不定形な勤務に従事する鉄道の乗務員における眠気対策は、長年の重要な課題である。愛知環状鉄道では乗務員の眠気対策として令和元年度より科学的根拠に基づいた生活リズム調整法の定着に取り組むとともに、仮眠環境の改善や行路中の短時間仮眠の導入も開始した。

【研究発表】全員参加で進める!ポジティブアプローチによる
いきいき職場づくり活動

9月11日(木) 10:40~11:00 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

トヨタ自動車九州㈱ 安全健康推進部 健康推進室 保健師
大場 瑛里加

従来の職場環境改善は、健康リスクの高い一部の職場だけの活動というネガティブなイメージがあった。そこで、指標や支援ツールの工夫を行うことで、職場の資源(強み)に着目した全員参加の活動へ転換するとともに、自律的活動は困難な職場に対する支援を整備した内容を報告する。

【研究発表】働く女性の健康課題「アンケート」による実態把握

9月11日(木) 11:00~11:20 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

TGロジスティクス㈱ 管理本部 人事・総務室 主監
祖父江 まゆみ

2023年度から「女性の健康週間」を設けるなど、女性特有の健康課題に取り組み始めたが、自社の”課題”を把握できていないことから、全女性社員へアンケートを行った。会社制度の活用度や女性特有の健康問題が就業にどの程度影響しているかなど、調査結果を報告する。

【研究発表】単調作業時の精神負荷軽減を目指して
~音楽を聞きながら作業できる仕組みづくり~

9月11日(木) 11:20~11:40 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

ダイキン工業㈱ テクノロジー・イノベーションセンター データ活用推進グループ
田中 斉

単純作業の繰り返しがストレスに感じるという課題に対して、音楽を聞くことで精神的にポジティブな状態へと促すことが可能か生産ラインで検証を行った。現場でも簡単に運用可能な音楽再生アプリを開発し、生産中に音楽を聞きながら作業できる仕組みとして一部工程に導入した。

【特別報告】職場のコミュニケーション課題とは 
職場のコミュニケーション活性化検討委員会報告より

9月11日(木) 11:50~12:20 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

中央労働災害防止協会 健康快適推進部 研修支援課係長
川又 華代

令和6年度厚労省補助事業「職場のコミュニケーションに関する検討会」において、事業場・労働者(社会人経験5年未満若年層・40歳~54歳管理職層)に対しコミュニケーション実態調査を行った。それぞれが求める職場におけるコミュニケーションに関する考察を報告する。

【研究発表】今より楽しく!今より健康に!AKスマートプロジェクト

9月11日(木) 13:20~13:40 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

アイシン軽金属㈱ 安全健康環境部 健康推進グループ 健康推進主席専門員
今度 悠樹

健康経営取得に向け、7つの生活習慣(朝食・間食・喫煙・飲酒・運動・睡眠・BMI)改善を従業員全員に意識付けていく取り組みとして『AKスマートプロジェクト』を立ち上げた。健康推進プロジェクトとし、全従業員が自身の健康を知り、健康考動へつなげる取り組みである。

【研究発表】職場発信によるwell-being実現への取り組み

9月11日(木) 13:40~14:00 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

小田急電鉄㈱ 喜多見乗務所 喜多見乗務所 運転士
森實 政宗

健康増進とコミュニケーションの活性化を目的に、well-being odakyuPTを結成した。主な活動として職員参加型基礎体力向上体験会を実施している。当初は参加者が少なく苦労したが、産業医と連携した運動プログラムを実施した結果、500名以上の参加を得た。

【研究発表】定期健康診断における精密検査・再検査
受診率100%への取り組み

9月11日(木) 14:00~14:20 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

中部電力㈱ 本店 安全健康推進部 健康増進グループ 保健師
清水 寛子

2019年度から当社は人間ドックによる定期健康診断を行っている。健康診断結果をもとに全従業員へきめ細かな保健指導を行い、精密検査・再検査の受診率は94%まで達した。今回、早期発見・早期受診によりアブセンティーイズム改善につながった当社の取り組みを報告する。

【研究発表】勤怠情報を用いた精神疾患予兆把握

9月11日(木) 14:30~14:50 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

㈱日立製作所 人財統括本部グローバル安全衛生マネジメント推進本部 
健康経営推進部 主任
竹内 勝彦

近年精神疾患休職者は増加傾向を示し、この対策は日本企業においては喫緊の課題となっている。そのため、当社では過去5年間の勤怠情報と精神疾患休職者情報から多変量解析を用いて精神疾患休職者予測式を作成し、休職を減らす取り組みをおこなったので報告する。

【研究発表】体組成測定を用いた健康増進活動 
栃木工場は単なる肥満じゃない

9月11日(木) 14:50~15:10 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

日産自動車健康保険組合 栃木地区健康推進センター
赤羽根 浩

日産自動車栃木工場従業員の肥満率が年々上昇、肥満率の対策で体重記録会や運動セミナー等を行ってきた。しかし、活動のマンネリ化や従業員のやらされ感もあり、改善は見られなかった。そこで体重の評価から体組成の評価を行い、従業員のやる気を引き出す活動を取り入れました。

【研究発表】組織的なアプローチに基づく外部機関との
コラボプロジェクト実施の検証

9月11日(木) 15:10~15:30 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

東日本旅客鉄道㈱ 水戸健康推進センター 
副主任看護師 保健師
小松 美保

最新知見や測定技術を持つ外部研究機関とコラボした健康増進の取り組みは、組織上層部への説明を丁寧に実施し十分に理解を得て参加しやすい取り組みとなった。普段測れない測定や健康指標、外部との遠隔コラボが参加者のモチベーションを上げ、非常に良い結果をもたらした。

【研究発表】「ストレス度:低、活性度:高」の良好職場の共通特性と
社内での展開状況

9月11日(木) 15:30~15:50 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

コニカミノルタ㈱ 人事部健康推進G
武井 雄一

「組織の活性化、生産性の向上」に向け、新職業性ストレス簡易調査票の考え方に基づき、定量かつ定性の両面から良好職場に関する調査を実施した。 「ストレス度:低、活性度:高」である職場の共通特性とは何か、その分析結果をどのように活用しているか、について報告する。

【講演】「この生き方に決めた! ~阪神・淡路大震災が決めた
 落語家への道~」

9月11日(木) 16:00~17:00 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

落語家
桂 福丸

高校時代に被災した阪神淡路大震災の現場で起こったこと、また極限状態で感じた思いが今の生き方につながっていることを語る。また、厳しい環境にいる際は笑いとユーモアによって心を健康に保つことが一番重要であるということも感じていただく。

メンタルヘルス・健康づくり・健康経営分科会 9/12(金)

【研究発表】鉄道会社における女性がん検診受診率向上の取り組み

9月12日(金) 9:30~9:50 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

阪急電鉄㈱ 健康管理センター 保健師
藤井 香帆

当社では、就労世代において罹患率が高い、乳がん・子宮頸がん検診の受診率向上に向け様々な取り組みを実施してきたが、受診率は低迷していた。そこで、受診環境整備、教育啓発等に取り組んだ結果、大幅に受診率は向上した。その取り組みについて報告する。

【研究発表】健診時血圧高値者への家庭血圧測定導入と
そのフォローアップ効果

9月12日(金) 9:50~10:10 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

トヨタ自動車㈱ 安全健康推進部 車両支援室 高岡支援G
岩堀 葵衣

高血圧治療ガイドライン2019では家庭血圧の重要性が強調されており、弊社の健康診断でも診察室血圧と家庭血圧を併せて評価する案が出された。実運用に際し現場の懸念が示される中、対象者へ「2週間の家庭血圧測定と結果提出の依頼」を実施したので、その結果を報告する。

【研究発表】社内Well-being研修の設計

9月12日(金) 10:10~10:30 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

㈱島津製作所 人事部 健康・安全センター 主任
春藤 行敏

当社ではPERMAの考えに基づき、テーマ別のWell-being研修を実施している。本研修は参加者同士で対話を行うことや自分の気持ちについて考えることを通し、自己発見、行動変容につなげることを狙いとしている。今回、本研修の取り組み内容を報告する。

【研究発表】笑顔とシンクロで職場を元気に!みんなで取組む健康経営

9月12日(金) 10:30~10:50 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

パナソニックインダストリー㈱ 総務部 健康経営推進課 主務
鯨尾 良恵

わが社では従業員の平均年齢上昇に伴い、筋力・体力低下による労働災害が課題に。運動習慣を促進するため、全27拠点で職場体操を就業時間内に実施し、正しく効果的に実践してもらうためコンテストを開催。コミュニケーション活性化と運動実践者の増加に成功。

【講演】メンタルヘルスと「生きた法」
~基本的な対応モデルと3つの注目すべき判例~

9月12日(金) 11:00-12:00 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

近畿大学 法学部 教授
三柴 丈典

演者が開発してきた「生きた産業保健法」は、法律を形式的に捉えてただ強制するのではなく、人間や組織という生きもの相手に、その趣旨の実現を図ろうとする力学だと理解する。この視点で、基本的な対応モデルと最近の重要な3つの裁判例の示唆を汲む。

【特別報告】メンタルヘルス不調の未然防止について
「待つ」から「動く」相談窓口設立・その活動

9月12日(金) 12:10~12:40 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

㈱竹中工務店 大阪本店 WLB・ダイバーシティ推進担当  
京谷 紀子

メンタルヘルス未然防止のため、相談を「待つ」だけでなく「動く」相談窓口を設立。積極的に職場に出向く等のアウトリーチ活動に注力し、独りで悩みを抱え込まず、気軽に相談できる環境整備を進めている。早期発見・早期対応を目指し、心の健康を護る活動の具体的内容を紹介する。

【研究発表】社員が健康で活き活きとしている職場づくり

9月12日(金) 13:40~14:00 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

九州旅客鉄道㈱ 門司車掌区 門司車掌区 区長
松尾 幸喜

ここ数年、職場として社員の健康意識の向上に取り組んでいる。その取り組みが功を奏し、社員間で徐々 に「健康」に対する意識が広まりつつある。今年度はこれまでの取り組みを継続するとともに理学療法士の 資格を持つ社員とも意見を交わし社員の健康維持の取り組みを推進してきた。

【研究発表】メンタルヘルス管理職支援「しゃべり場」
~対話で管理職の活躍最大化を目指す~

9月12日(金) 14:00~14:20 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

マツダ㈱ 健康推進センター 保健師
長戸 紘子

管理職がいきいきと活躍し、自信をもって職場運営に取り組めることは、組織のワークエンゲージメント向上に不可欠であることから、メンタルヘルス管理職支援として①不調者への対応スキル向上②好事例・失敗事例の共有③相談しやすい関係構築を目的に、「しゃべり場」を企画実施。

【研究発表】エイジフレンドリー補助金を活用した
腰痛予防講習会と体力測定の実施報告

9月12日(金) 14:20~14:40 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

(医)貴島会 ダイナミックスポーツ医学研究所 主任
春名 了輔

近年、労働者の高齢化に伴い転倒や腰痛により労働災害が増加の一途を辿っている。今回、中小企業1社の従業員に対して厚生労働省が施行しているエイジフレンドリー補助金を活用し、腰痛に着目した労働災害予防対策を目的とした取り組みを実施したので報告する。

【パネルディスカッション】ストレスチェック制度義務化から10年 
~50人未満事業場への対応を考える~

9月12日(金) 14:50~16:20 ATCホール Aホール「AⅡ、 AⅢ」(O's南館 地下2階)

座長

北里大学 医学部 公衆衛生学 教授 
堤 明純

パネリスト

㈱MOANA土肥産業医事務所  代表・産業医
土肥 誠太郎

東海旅客鉄道㈱ 健康管理センター 東京健康管理室 主任臨床心理士
森脇 正弘

藤沢タクシー㈱ 代表取締役
根岸 茂登美

ストレスチェック制度が義務化されて10年が経過。昨年はストレスチェック制度に関する検討会が開催され、50人未満事業場への義務化の方向が示された。そこで、事業場におけるストレスチェックの実施状況、今後、50人未満の事業場にいかにストレスチェックを導入していくかを話し合っていく。

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