第84回 全国産業安全衛生大会 in 大阪・近畿

プログラム・タイムテーブル

分科会タイムテーブル 9/11(木),12(金)

分科会タイムテーブル(PDF)
※本データは5月上旬時点の情報です。

<プログラム一覧>

機械・設備等の安全分科会 9/11(木)

【研究発表】現場ファースト!無線機器を利用した
作業効率の高い安全対策

9月11日(木) 9:30~9:50 コンベンションルーム①(O's南館6階)

大日本印刷㈱ 技術開発センター生産総合研究所コンバーティング開発
第1部サステナビリティ開発課
野地 哲平

無線機器を利用した安全対策の取り組みを、断裁機の事例を基に紹介する。断裁機では機械可動部に指先を挟む労災が発生している。弊社では無線ボタンを組み込んだ治具を製作し、治具を使わないと装置が動かない仕組みを構築することで、作業性を損なわずに労災を撲滅した。

【研究発表】低圧鋳造職場ゼロ災への道~安全意識改革と知識教養~

9月11日(木) 9:50~10:10 コンベンションルーム①(O's南館6階)

㈱テクニカ 加古川製造部 鋳造課 班長
橋本 昭二

理解できるまで繰り返し安全教育を行い、班全員の安全意識改革と知識教養を図り、職場に潜む危険をリスクアセスメントの手法を用いて対策を実施した。また、『ルールは守らせるのではなく、守れる対策!』を合言葉に班員一丸となり取組み、安心・安全・楽に働ける職場を実現した。

【研究発表】フォークリフト作業時の災害・事故撲滅活動

9月11日(木) 10:20~10:40 コンベンションルーム①(O's南館6階)

㈱UACJ押出加工安城 業務室 室長
野村 剛司

当社では製品運搬をフォークリフトで行っていて、‘16~18年度にかけ荷の落下・転倒等の事故が頻発したため、’19~22年度で運転し易い環境整備や車両のハード対策、人のソフト対策を実施し現在も活動継続。結果‘22~24年度までフォークリフト事故ゼロを継続中。

【研究発表】優等列車における乗務姿勢を維持しやすい運転台設備の研究

9月11日(木) 10:40~11:00 コンベンションルーム①(O's南館6階)

東海旅客鉄道㈱ 東海鉄道事業本部 神領運輸区 指導車掌
立松 誠也

新型特急車両385系の詳細設計にあわせて、運転士・車掌双方が乗務しやすい運転台設備を研究。自社・他社の運転台や乗務姿勢を調査・比較し、鉄道総研や産業医の見解を踏まえて、運転士にとって理想的な座面可動域と、車掌が乗務しやすい仕様・設備を提案し、設計に反映した。

【研究発表】もう迷わない 形だけのリスクアセスメントからの脱却

9月11日(木) 11:00~11:20 コンベンションルーム①(O's南館6階)

日本精工㈱ 生産本部 EHS推進室 副室長
原 謙一郎

機械設備の安全化を実現する鍵、それは「機械の包括的な安全基準に関する指針」と「王道のリスクアセスメント手法」です。 私たちは安全技術エキスパートを育成し、数々のリスクを克服。その結果、労働災害を撲滅しました。 現場での目覚ましい改善を、具体例を交えて提案します。

【講演】機能安全の視点からAI活用を考える

9月11日(木) 11:30~12:30 コンベンションルーム①(O's南館6階)

(国研) 産業技術総合研究所 
ウェルビーイング実装研究センター 協働安全知能研究チーム長 
インテリジェントシステム研究部門 信頼ロボティクス研究グループ長
藤原 清司

AI技術の進展に伴い、産業用機械・設備への導入が拡大しつつあり、柔軟性や高度な判断機能などの利点が期待されている。一方で、機能安全が求める厳格な信頼性要求との著しい乖離をふまえた活用が求められる。

【表彰式】第一回 機械安全推進表彰 表彰式 授与:
本田技研工業㈱、キユーピー㈱、㈱椿本チエイン

9月11日(木) 13:30~14:30 コンベンションルーム①(O's南館6階)

中災防が、機械安全に積極的に取り組み他の事業場の模範となる取組みを実施している事業場に対し、表彰状を授与することにより機械安全の普及促進を図ることを目的とする。

【表彰事業場】生まれの良い安全な機械設備の導入を目指した取り組み

9月11日(木) 13:30~14:30 コンベンションルーム①(O's南館6階)

本田技研工業㈱ コーポレート管理本部 人事統括部 人事部 安全健康推進室 
アシスタントチーフエンジニア
金子 勝彦  

弊社では機械安全の観点から設備の安全は生まれの良い設備を導入する事が最重要で、 実現させるためには、基準・教育・仕組みの3つに観点をあてながら取り組む事で 真の機械設備安全の実現を目指しており、その内容を紹介する。

【表彰事業場】設備由来リスクによる災害撲滅に向けた新規導入設備の
リスクアセスメント

9月11日(木) 13:30~14:30 コンベンションルーム①(O's南館6階)

キユーピー㈱ 生産本部 基盤向上推進部 安全チーム  チームリーダー 
伏見 仁志

機械設計や製作上のリスク見逃しで災害の発生を発端に、新規設備導入時のリスクアセスメントの抜け漏れない実施をスタート。リスクアセスメントの手法の理解から開始した活動だが、社内ルール制定と共に定着化し、新規導入設備による災害ゼロを達成。

【研究発表】無人搬送車のリスクアセスメント

9月11日(木) 14:40~15:00 コンベンションルーム①(O's南館6階)

トヨタ自動車㈱ 安全健康推進部 ユニット支援室 技術・プロジェクトG
西部 優斗

トヨタ自動車では導入加速傾向にあるAGV/AMRを対象に、製造現場での災害未然防止に向け安心安全に導入できるよう、機械リスクアセスメントの推進及びISO3691-4に追従したルールづくり・導入教育の実施や事例集の発行等を実施した。実践事例と課題を報告する。

【研究発表】グラインダー作業における労働災害軽減に向けて
~グラインダー用保護具の開発~

9月11日(木) 15:00~15:20 コンベンションルーム①(O's南館6階)

東北発電工業㈱ エンジニアリング部技術開発研究室 主査
田中 克佳

当社のグラインダー作業における労働災害は頻発していないものの,繰り返し発生している。受傷部位によっては重大災害の恐れがあるため,グラインダー作業における労働災害の低減や撲滅を目指し,保護具の研究開発に取り組んでいる。この取り組みについて報告する。

【研究発表】「いつもピカピカの設備」を目指して、
粉じんが溜まらない設備へ

9月11日(木) 15:20~15:40 コンベンションルーム①(O's南館6階)

住友理工㈱ 小牧製作所 生産機能本部生産機能統括部安全衛生部 副参事
角田 幸浩

金属層を含むゴムホースの切断設備は粉じん則の制御風速を遵守しているものの、加工部に切断屑(粉)が堆積してしまい、切断時の火花が引火することがあった。そこで、堆積物の場所や量、設備内の風速を検証し、常にピカピカの設備状態が維持可能となった改善取組を紹介する。

【研究発表】共に歩む道!!厚板成品クレーンの動線革命
~制御と工場の懸け橋に!~

9月11日(木) 15:50~16:10 コンベンションルーム①(O's南館6階)

JFEスチール㈱ 東日本製鉄所(京浜地区) 熱延制御室
山見 海斗

これまで行ってきた成品クレーントロリー点検デッキまでの作業動線の危険性を異動者が新たな視点より問題意識を持ち、改善した活動で、現場で作業する全員が幸せになれる改善を行うべく、3現主義で工場・協力会社と共に連携し安全な作業動線を確保した安全活動である。

【研究発表】高圧設備近接の信号通信作業における安全性向上

9月11日(木) 16:10~16:30 コンベンションルーム①(O's南館6階)

東海旅客鉄道㈱ 静岡支社 掛川電気区 電気係
矢吹 風真

高圧設備近接の電気系統作業(信号通信)における感電リスクに着目し、リスクのある設備を洗い出した。該当する設備は移転し、移転不可の設備は新しく創作した注意喚起表示により、リスクの見える化を実施した。以上により高圧設備近接の信通作業における感電リスクをゼロにした。

【研究発表】クレーン ワイヤー1本吊り防止インターロック施工 
安全対策

9月11日(木) 16:30~16:50 コンベンションルーム①(O's南館6階)

本田技研工業㈱ 鈴鹿製作所 設備生産部 鈴鹿ツーリング課 
Assistant Chief Engineer
山住 悠介

天井クレーンにおいて吊りワイヤーの外し忘れによる1本吊りが発生すると、人命に関わる重大事故となる。 その際に発現するフック回転現象の原理を解析し検出させる機能を追加した事で、これまで人依存であった作業を設備側で判別しクレーン作業者の安全性を向上させる対策である。

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